≪第40回_離婚相談≫
夫から専業主婦の妻への熟年離婚請求!

 

離婚カウンセラーの
ミライです。

 

今回の相談者は、夫から熟年離婚を切り出された専業主婦の妻Bさんです。


 

相談の概要

相談者の妻Bさんは、ある日、夫から突然離婚を切り出されました。

 

旦那さまは、会社を定年退職したら事業経営をしたそうでした。

 

しかし、妻Bさんは反対していました。
旦那さまは夢の実現のために、熟年離婚を切り出したのだと思われます。

 

妻Bさんは、旦那さまからの突然の離婚請求に驚いて相談に来られました。

 

家族構成

イラスト_男性60代

 


夫A氏(60代前半)
定年退職後

 

イラスト_女性40代

 

(相談者)
妻Bさん(50代後半)
専業主婦

 

イラスト_成人男性

 

23歳(長男)
社会人

 

 

ミライさん、聞いてください!
困ったことがありまして…。


 

 

はじめまして。
本日は、どうされましたか?


 

 

 

 

 

実は、先日夫から『離婚したい』と言われたのです!
言われた瞬間、混乱してしまって何も考えられませんでした。

 

それから友人とかと話しましたが、最近熟年離婚も多いようで…。
今後どうなるか不安で、相談に来ました。


 

 

それは、びっくりしますよね。

 

旦那さまとは、今まで離婚について話し合ったりしていましたか?


 

 

 

 

 

いえ、夫から『離婚したい』なんて言葉は初めて言われました。
突然言われたので、驚いて何も言えなかったくらいです。


 

 

なるほど。
旦那さまの『離婚したい』という言葉を聞いて、どうお感じになられましたか?

 

離婚には反対ですか?
それとも、条件によっては賛成ですか?


 

 

 

 

 

離婚には反対です。

 

夫との仲は悪くありません。
それに、離婚後の生活を考えると不安がいっぱいです。
今まで専業主婦だったので、今から仕事ができる気がしません。

 

そもそも、突然夫が『離婚したい』と言うのか理解できません。


 

 

熟年離婚してから、生活で苦労している人はたくさんいます。
若い頃は体力もあり元気ですが、今は体が悲鳴を上げます。


 

 

 

 

 

先日、熟年離婚をした友人に話を聞きました。
熟年離婚後は、ホント悲惨な毎日を送ってそうでした。

 

その話を聞いて、絶対に離婚はしたくないと思いました。


 

熟年離婚した友人の悲惨な末路

 

ある日、夫から離婚を切り出されました。
夫に離婚したい理由を聞くと、『家事が適当なことなど愛想を尽かせた』と言ってました。

 

 

私は、夫に必死に謝りました。
反省して、今後はしっかり家事をすると伝えました。

 

 

しかし、夫の意思は固く、離婚調停を行って離婚しました。

 

 

離婚後の生活は、想像以上に大変です。

 

 

まず、夫の収入が入ってきません。
年金支給まであと3年あるので、それまでは貯金の取り崩して生活しています。

 

 

これではダメだと思って、パートの仕事を始めました。
ただ、これが地獄の様に大変なのです。

 

 

私は、20代30代の頃は正社員として仕事していました。
そのため、15年ぶりの仕事でも大丈夫だろうと思ったのです。

 

 

しかし、60歳近くになって長時間働くのは、体力的に厳しいです。
6時間も働くと、体中に痛みが走ります。
週3回でもとても辛いです。

 

 

年金が入るようになっても、月10万円も期待できません。
にも関わらず、年齢が重なると病院に通う回数が増え、医療費が上がっていきそうです。

 

 

かといって、誰も助けてはくれません。
夫もおらず、子どもも独立し、家で一人で暮らしています。
こんな寂しい老後が訪れるなんて、考えてもいませんでした。

 

 

熟年離婚してからというもの、毎日が悲惨です。

 

あなたの悩みはどれですか?

本気で離婚したい人用
 

絶対に離婚したくない人用
 

財産分与で悩んでいる人用
 

※サイト内リンク



 

 

友人の話を聞いて、ますます熟年離婚は避けようと思いました。


 

 

なるほど。
確かに、熟年離婚後は苦労されている人が多い印象です。

 

ちなみに今、旦那さまは60歳前半なのですね。
旦那さまは、今もお仕事はしておられますか?


 

 

 

 

 

夫は昨年に定年を迎えて退職し、今はずっと家にいます。
今は、退職金の取り崩しと年金でゆっくり暮らしています。

 

夫は、今まで休む間もなく働いていました。
私は、退職して落ち着いたら2人で旅行に行きたかったのですが、それどころではなくなりました。


 

 

何か、旦那さんについて思い当たることはありませんか?
最近、様子がおかしいとか、元気がないとか。


 

 

そういえば、定年前から夫が相談してきたことがあった様な…。


 

 

どんなことを相談してきていましたか?


 

 

 

 

 

夫は退職する前から、『自分で事業をしてみたい』と言っていました。
そして、アパート経営や飲食店経営のパンフレットなどを、片っ端から取り寄せていました。


 

 

なるほど。
旦那さまは、他にどのようなことを言ってましたか?


 

 

 

 

 

夫は、『今までは会社に雇われる側だったが、一度は社長をやりたい』と言ってました。

 

退職金と今までの貯金で約1,600万円あるので、それを開業資金に使うことを考えている様でした。

 

その話を聞いた時、私はリスクがあると思って反対しました。
事業のことで、夫とはよく喧嘩していました。


 

 

なるほど。

 

Bさん、これは50代60代の夫婦によくある離婚原因です!


 

 

えっ!?
どういうことですか?


 

 

50代60代の離婚と言えば、世間では熟年離婚と言われています。
熟年離婚を夫から切り出すとき、主な理由は3つにあるのです。


 

 

 

 

 

確かに、私たち夫婦の年齢的にも熟年離婚になりますね。

 

それより、夫からの熟年離婚の主な理由は3つあるですって?
それは、いったいどういう内容ですか?


 

 

50代60代の男性の離婚の3大理由は、
・不倫
・愛想を尽かす
・夢の実現
と言われています。

 

旦那さんは、夢の実現を考えているんじゃないですか?


 

 

 

 

 

夢の実現ですか!?

 

アパート経営や飲食店経営が夢ですって。
老後の大事な退職金が、溶けてしまうのが目に見えているわ。


 

 

旦那さまの事業経営の話を聞いて、Bさんはどうしても反対ですか?


 

 

 

 

 

反対です。

 

事業はリスクがありますよね。
上手く経営できれば羽振り良くなりますが、経営に失敗すると貯金を失うだけでなく借金を背負うことになります。

 

老後も控えて今後は細々と暮らしていかないといけないのに、貯金を取り崩すことは避けたいです。年金がもらえるのにまだ4年程かかるのに。


 

 

なるほど。
ごもっともですね。

 

ただ、それでは旦那さまとの考えは縮まりませんね。
場合によっては、喧嘩別れしてしまいそうです。


 

 

 

 

 

夫には事業経営なんてしてほしくないし、喧嘩で離婚もしたくありません。

 

私はいったいどうすれば良いのでしょうか?
このままでは、私も熟年離婚してしまいそうです。

 

私は、どうしたら良いのでしょうか?


 

 

その場合にオススメの方法は、2つあります。

 

一つは、旦那さまが夢中になる趣味を見つける事。
もう一つは、しっかりとさらに貯金を貯めて、貯めたお金の範囲内で事業を認める事です。


 

 

 

 

 

なるほど!

 

確かに、夫が趣味を見つければ事業の事は考えなくなるかもです。
町内会では、将棋や囲碁やゲートボールなどやっているみたいだし誘ってみます。

 

もう一つは、小さい範囲で事業を認めるという事ですか?


 

 

そうです。

 

旦那さんの夢を全く認めない場合、旦那さまは納得できないでしょう。
それこそ熟年離婚に一直線です。

 

そのため、全く認めないのではなく、60歳超えてから再就職して貯金をして、その増えたお金で事業をすることを認めるのです。

 

今の貯金と年金に手を付けないのなら、Bさんも納得できませんか?


 

 

 

 

 

確かにそうですね。
今の1,600万円と年金は老後の生活用に取って置いて、それ以外で貯めたお金の範囲での事業なら問題無いですね。


 

 

それなら、旦那さまもおそらく納得できると思いますよ。
旦那さまにとっては、Bさんがかなり譲歩してくれた様に見え、むしろ感謝されるかもしれません。


 

 

 

 

 

ただ、それでも夫が離婚を迫ってきたらどうしよう。
それ以上は私も受け入れられないので、離婚を考えざるを得ないかもです。

 

ミライさん。
熟年離婚で気を付けないといけない事ってありますか?


 

 

熟年離婚の場合、最も気をつけるべき事はお金の問題です。

 

30代40代では早く新しい生活を求めて、心の中では早めの離婚を希望しています。
しかし熟年離婚の場合は、老後の生活があるので、じっくりとお金について話し合う事を希望されている人が多いです。

 

Bさんが離婚後も安心して生活するためにも、お金はできるだけ得ておくべきです。


 

 

 

 

 

やはりお金ですか。
以前話題になった様な下級老人にはなりたくないですもんね。

 

ところで、お金については、具体的にどうすれば良いでしょうか?
貯金とかの資産を分けるのですよね?


 

 

熟年離婚で問題となるお金は、
 @年金分割
 A貯金
 B家
の3つに分けることができます。


 

 

ぜひ詳しく教えてください!


 

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問題@
年金分割は2分の1ずつに!

65歳以降の日々の生活費は、主に年金に頼ることになります。
ただし、男性と女性では、もらえる年金額が異なります。

 

 

多くの家庭では、男性は会社で何十年と働いています。
一方、妻は専業主婦であるか、共働きでも夫ほど長く働いていない場合が多いです。

 

 

そのため、夫婦でもらえる年金額が異なるのです。

 

 

しかし、夫婦は協力し合って生活してきたので、年金額も均等にするのが一般的です。
婚姻期間に相当する年金額は、離婚後も均等に分けることが多いです。

 

 

具体的には、2人が受け取る年金を婚姻期間に合わせて均等になる様に計算することになります。

 

 

これを、年金分割と言います。
女性が夫の年金額の一部を得ることで、離婚後の生活に多少余裕が生まれます。

 

 

問題A
貯金を均等に分ける!

離婚すると、婚姻期間中に増えた資産は夫婦で均等に分けます。

 

 

この時、例え夫が働いて妻が専ら家事だけをしていた場合でも、お金は均等に分けます。
妻は、家事や育児をして家庭を支えていたと見なされるためです。

 

 

一般的に、財産分与は婚姻中に増えた資産を対象とします。

 

 

しかし、婚姻期間が20年以上にもなる夫婦の場合、入籍時の貯金の記録を持っていない場合が多いです。そのため、離婚時の資産をそのまま均等に分けることが多いです。

 

A氏とBさん夫婦は、現時点で1,600万円の貯金があります。
もし熟年離婚すると、それぞれ800万円に分けることになるでしょう。

 

 

ここで注意するのは、相手の貯金をしっかり把握することです。
くれぐれも、隠されたり浪費されないように、あなたが管理するようにしましょう。

 

 

問題B
家を売却するなら高値売却を!

離婚と共に、家を売却する夫婦は多いです。

 

 

売却する理由は、
『近所の目が気になる』
『過去を思い出してしまう』
『一人で住むには広すぎる』
『地元や実家に帰る』
など、様々です。

 

 

30代40代の夫婦が離婚する場合、住宅ローンが残っているため、上手く売却できても手元にお金はあまり残りません。

 

 

しかし、熟年離婚となる50代60代では、住宅ローンはほとんど残っていません。
そのため、家を売却すれば大きなお金が手元に残ります。

 

 

熟年離婚で家を売却する場合、家を売って1,000万円以上の大金が手に入ることが多々あるのです。

 

 

離婚後も安心するために

普段、家の価値はあまり気にしていません。
しかし、50代60代の夫婦にとって最大の資産は家です。

 

 

熟年離婚で家を売却する際、家を売って得られるお金は、貯金額をはるかに上回ることも多々あります。

 

 

もし熟年離婚を考えているなら、
離婚後の生活のためにも早めに家の価値を調べておくべきです。

 

 

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以上、熟年離婚で重要なお金について説明しました。


 

 

 

 

 

とっても勉強になりました。
熟年離婚するとしたら、やっぱりお金が多い方が良いですね。
そのための心得、ありがとうございます。

 

特に私なんて、ずっと専業主婦だったので年金額も少なく、仕事を始める自信もありませんから。
離婚時に、じっくりと話し合って少しでもゆとりを持って老後を過ごしたいです。


 

 

そういえば、Bさんは息子さんがいらっしゃいますよね?


 

 

 

 

 

はい、私たち夫婦には息子が1人います。

 

あっ!
もし夫と熟年離婚してしまった場合、養育費はどうなるんですか?
また、どちらかが亡くなった場合、遺産はどうなるんですか?


 

 

まず、養育費は支払われません。

 

社会人であれば、金銭的に独立した生活を送ることは可能です。
そのため、養育費の支払いは起こりません。


 

 

 

 

 

なるほど。

 

遺産はどうなるのでしょうか?
元妻となる私も受け取る権利はありますか?


 

 

子どもは遺産を受け取る権利が残ります。
しかし、元妻は遺産を受け取る権利はありません。

 

また息子さんの相続に関してですが、熟年離婚後の元夫さまの状況をいくつかのパターンに分けて考える必要があります。


 

 

ぜひ、解説お願いします。


 

パターン@
元夫が再婚していない場合

元夫が再婚していない場合、遺産は息子さんが100%受け取ります。
配偶者がいない場合、子どもたちだけで分けることになります。

 

 

もし、前妻の子どもがいる場合は、その子供たちと均等に分けることになります。

 

 

パターンA
元夫が再婚した場合

元夫が再婚した場合、遺産の半分は新しい奥さまが受け取り、残り半分を子どもたちで分けます。

 

仮に息子さんの他に2人の子どもがいた場合(子どもが計3人)、息子さんは遺産額の6分の1を受け取ることになります。

 

 

パターンB
元夫が養子縁組した場合

元夫が再婚していなくても、新しく養子縁組していた場合、息子さんと養子縁組した人で分けることになります。

 

もし、養子縁組が1人の場合は、息子さんは遺産額の2分の1を受け取ることになります。

 

 

 

 

 

 

とっても勉強になりました。
遺産相続は、再婚や養子縁組によって変わることになるのね。

 

もし熟年離婚して私が再婚も養子縁組もしなかったら、私の遺産は100%長男のものになるということですね。


 

 

はい、その通りです。


 

 

 

 

 

ミライさん、今日お話を聞いて本当に勉強になりました。
熟年離婚することになっても、しっかりとお金を得ようと思います。


 

 

Bさん、まだ熟年離婚すると決まったわけではありませんよ。

 

旦那さんとしっかり話し合いましょう。
そして、許せない事・譲れる事をきちんと伝えて、お互い納得する地点を見出しましょう。


 

 

 

 

 

一度夫と、しっかり向き合って話し合いたいと思います。

 

あ、念のため家の査定でも取っておこうかしら?
万が一への備えとして資産の把握は重要ですから。


 

 

家は立派な資産なので、意外に大きな査定がでるかもしれませんね。
数千万円以上になると、家に対する見方も変わってきそうですよね。


 

 

ありがとうございます。


 

 

頑張ってください!


 

熟年離婚のまとめ

夫からの熟年離婚理由は、不倫・夢の実現・愛想尽かす
熟年離婚する時は、お金を得ておこう!
50代60代は家は大きな資産!一度査定しておこう!

 

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