STEP3!別居開始と離婚請求!

相談事例

離婚の準備は整った。
あとは、タイミングを見て離婚を切り出すのみ。
いよいよ、離婚宣言だ!

 

だが、離婚を請求した時、相手はどんな反応するか分からない。

 

素直に離婚することに合意してくれるのか。
それとも、絶対に離婚したくないと言ってくるのか。
ただ、相手の反応がどうであれ、私の離婚への気持ちは変わらない。

 

だが、離婚宣言をする前にまずは別居開始だ。
同居状態で離婚宣言すると、相手はどんな行動に出るか分からない。
自分の身を守るためにも別居することは重要だ。

 

別居開始と同時に離婚請求しよう。
女性の場合、同時に音に婚姻費用を請求しておこう。

 

離婚を知った相手は、大変驚いただろう。
相手から頻繁に電話やメールやラインが入ってくる。
謝罪、説得、懇願、怒り、侮辱…。
相手の感情のまじまじと伝わってくる。

 

ただ、相手が何と言おうと、何も聞き入れる気にはならない。
別居は、それで気持ちが揺らく様な中途半端な決意ではない。
目指すは速やかな離婚成立のみ。

 

別居すると、日に日に相手の存在は薄くなってくる。
例え何年も一緒に過ごした相手だとしても。

 

私には、すでに離婚後の世界しか見えていない。

離婚の準備ができれば、まずは別居を始めよう

離婚の準備ができれば別居開始しましょう。相手と別れたいから離婚を決断したのであって、離婚と別居はセットで考えるべきです。

 

男性の場合は、職場の近くに部屋を借りることが多いです。
ただし、家のローンが残っていると、そのまま家に住み続けるか一人暮らしを始めるか別れるでしょう。

 

女性の場合は、実家に戻るか実家の近くに部屋を借りる場合が多いです。
さたに、ほとんどの女性は別居する時は子どもを連れていきます。仕事と育児で多忙になるので、両親の協力を得る人が多いです。

 

ほとんど人は、別居する時に事前に相手には伝えません。
特に女性の場合は、夫が仕事に行っている間に置き手紙を残して家を出ることが多いです。

 

相手は同居義務違反だと言ってくるだろうが…

相手の同意を得ずに別居した場合、相手は『勝手な別居は夫婦として同居義務違反だ』と言って、同居請求調停を起こす場合があります。さらに、『あなたが離婚原因を作った側(別居したあなた)なので、あなたからは離婚請求が認められない』と主張してくる場合があります。

 

確かに、夫婦には一緒に住む義務(同居義務)があり、理由もなく別居することは許されません。それに、同居義務違反は5つの離婚事由のうちの『悪意の遺棄』に該当し、勝手に家を出ていくと、家を出ていった側が離婚原因を作ったと見なされます。

 

ただし、同居義務違反が認められるのは、明確な理由が無かったり、自分勝手な理由(不倫相手と住みたいなど)で別居した場合です。この場合のように、離婚を前提としているような状況では同居義務違反には当てはまりません。離婚したい理由を相手にしっかり伝えて、『別居は離婚前提として当然の行動だ』と主張すれば良いのです。

 

少なくとも調停委員や裁判官は、離婚を前提とした別居は普通の行動だと判断します。

 

そもそも同居請求って意味あるの!?

同居請求が認められても、相手が同居に応じる可能性はほとんどありません。夫婦関係が正常であれば同居しますが、離婚を考えるような状態だからこそ別居しているのです。同居したいのならば、別居せざるを得ない様になった夫婦間の問題を解決することでしょう。

 

そもそも、同居請求に意味はあるのでしょうか。同居請求で相手の気持ちを変えるのは難しいでしょう。また、もし同居命令が出ても相手を物理的に強制させることも不可能です。それに、同居請求自体が嫌がらせの意図があることなどから、実質的には意味の無い請求と言えるでしょう。

 

別居開始後に離婚請求

別居開始後には、いよいよ離婚請求です。
離婚請求は、置き手紙でも電話でもメールかまいません。
弁護士に依頼しているなら、『通知書』を送付することが多いです。

 

離婚請求した時、相手の反応は様々です。

 

素直に離婚に合意する場合。
落ち着いた反応で『少し考える』と言う場合。
驚くと同時に、反射的に離婚拒否をする場合。
怒り狂って怒鳴ってくる場合。

 

離婚請求された相手は、よほど覚悟していない限り混乱します。
そして、混乱した相手は何をするか分かりません。

 

普段は横暴な人が、泣いて謝るかもしれません。
普段はおとなしい人が、暴力をふるうかもしれません。

 

ただ、離婚を決意したときのあなたの気持ちは変わらないでしょう。
離婚を決意した時の気持ちは、そんなことでは揺るがないはずです。
(万が一あなたに迷いが出てくるなら、まだやり直せる余地があるということです)

 

あなたにとって重要なのは、相手がどんな反応をしても冷静に対応することです。

 

婚姻費用の請求

あなたが女性の場合、別居と同時に相手に婚姻費用を請求しましょう。

 

婚姻費用とは、例え別居中でも婚姻関係にある限り、収入の高い側(主に男性)が低い側(主に女性)に生活費を支払う制度です。

 

婚姻費用の金額は、裁判所のホームページに掲載されている算定表を基に決まります。算定表に、双方の年収と子どもの数・年齢を当てはめて決まります。

 

一般的に、夫と別居した女性は生活の安定が急務となります。
そのため、毎月一定額支払われる婚姻費用は、別居中の女性にとっては非常に重要です。

 

もちろん、夫が素直に支払いに応じるとは限りません。その場合は、夫の給与の一定額を差し押さえることが可能です。

 

ただし、婚姻費用は請求時から受け取る権利が発生するので、別居後は早めに婚姻費用請求をしておくことが重要です。

 

別居が先?離婚請求が先?

オススメは別居が先です。
理由は、離婚を突きつけられた相手は何をするか分からないためです。

 

あなたが離婚請求をすると、おそらく相手は驚くでしょう。
まさかあなたが離婚を考えているなんて、おそらく思ってもいないでしょうから。

 

それと同時に、相手は混乱に陥ります。
混乱した相手は、どんな行動を取るか分かりません。

 

最悪の場合、相手は暴力行為に及ぶこともあり得ます。どんなに温厚な人でも、混乱すると何をするか分かりません。実際、傷害などの事件の多くは、家庭内トラブルの際に起こっています。

 

最悪の場合を避けるためにも、離婚請求は別居後に行いましょう。
あなたの身の安全のために、『別居してから離婚請求』を心がけてください。

 

相手が実家や職場に現れたら!?

あなたが別居すると、相手はあなたに会いに来ようとするかもしれません。特に、何度も家や職場に現れるようなストーカー行為をする可能性もあります。

 

あなたが相手と絶対に離婚したいと考えている場合や、あなた自身の身の危険を感じる場合は、警察を呼びましょう。相手のつきまとい行為は、離婚成立のための材料となる可能性があります。調停や裁判になった際に『ストーカーをするような相手とは離婚が当然』と主張することで、調停委員や裁判官が支持してくれる可能性があるためです。

 

離婚協議を持ち掛けよう

離婚請求する時に、同時に離婚協議を持ち掛けましょう。
離婚協議とは、『離婚に向けての話し合い』です。

 

離婚協議は、

  1. 離婚に合意するかどうか
  2. 離婚条件をどうするか

の、2段階で進めることになります。

 

離婚協議は話し合いなので、お互いの意見をすり合わせていくことで進みます。

 

もし、相手が離婚に合意している場合は、すぐに離婚条件の話に移ります。早ければ1〜2週間、遅くとも1ヶ月ほどで離婚が成立するでしょう。

 

一方、相手が離婚に合意しない場合は、離婚協議は平行線を辿ります。その場合は当然離婚条件の話にはなりません。

 

  1. 別居されてしまった側の心境とは…

多くの場合、妻が子どもを連れて家を出ていくことが多いでしょう。
その場合、夫は一人家に残されます。

 

別居すると、今までの結婚生活とは180度生活が変わります。

 

男性の場合は、自分で食事や洗濯をしなければなりません。
独身生活に戻ったような感覚になるでしょう。

 

別居生活は、最初はめちゃくちゃ辛いです。

 

離婚するかもしれないという精神状態。
親族や友人に別居の事実を言うべきかどうかという迷い。
子どもに会えないという悩み。
妻からの容赦ない婚姻費用の請求。

 

今まで考えた事もない悩みが一気に出てきます。
しかも、どれも簡単に解決しそうにありません。

 

しかし、別居生活にも徐々に慣れてきます。
人間は辛いことがあっても、壊れてしまわない様に造られているのでしょう。

 

最初はどんなに離婚を受け入れなれなくても、別居生活が3か月も経てば、離婚を受け入れるようになるのです。

 

次は、離婚協議です。