第8回_離婚相談
就職活動もしない無職の夫との離婚はできる!?

 

離婚カウンセラーの
ミライです。


 

夫の給料が主な収入源となっている家庭は多いです。
夫はいつの時代も、一家の大黒柱です。

 

しかし、40代50代になると、会社にリストラされてしまう例があります。
夫がリストラされて稼ぎ柱を失った家族は、大変な状況に陥ります。

 

今回の相談者は、リストラされたが就職活動しない夫との離婚を検討している奥さまです。

 

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≪相談の背景≫
リストラされた夫が就職しようとしない…

背景を飛ばして相談内容を見る>>

家族構成

イラスト_男性40代

 

 

夫A氏(40代)
会社員

 

イラスト_女性40代

 

(相談者)
妻Bさん(40代)
パート社員

 

イラスト_男の子

 

13歳(長男)
中学生

 

イラスト_男の子

 

10歳(次男)
小学生

 

2年前まで、夫は中堅の製造業の会社に努めていた。
新卒で就職して、もうかれこれ20年近く勤務していた。

 

 

夫の仕事内容は、生産システムの保守だった。
製品の生産計画や原材料の調達などのシステムが、毎日きちんと作動しているかをチェックしていた。

 

 

アイデアを生かすような業務ではなく、だいたい同じような業務を繰り返す日々。
昨今の業界の流れでは、そのうち機械(AI)に取って替わられると言われていた。

 

 

夫は、営業や開発などの花形部門ではなかった
夫は真面目な性格ではあるが、頑固なので上司から評価されなかったのだ。

 

 

夫の所属していた部署は、出世街道から外れた人が集められていた。
そのため、給料は同期の間でも高い方ではなかった。

 

 

だが、文句を言いながらも毎日会社に行く夫は素敵だった。
家族を支えている夫は、私には輝いて見えた。

 

 

そう。
リストラで退職するまでは…。

 

女性モデル08_困る21-1

 

夫の会社の売上の半分以上は、近くの大手企業の工場への納品で成り立っていた。
その大手企業の工場の売上が、夫の会社の業績にも直結していたのだ。

 

 

2015年の夏頃、家電業界全体が不況に陥った。
シャープやパナソニックといった大企業でさえ経営危機が囁かれた。

 

 

不況の原因は様々な事象が重なった。

 

 

最終製品が世間に一巡したこと。
中国や台湾の企業が、安い価格で販売を始めたこと。
大手企業が消費者のニーズに見誤った大型投資をしたこと。

 

 

複数の要因が重なってしまったのだ。

 

 

夫の会社は高い技術を持っていた。
だが、取引先である大手企業が海外の企業に競争力で負けていった。
そのため、大手企業と共に夫の会社の売上も大きく落ち込んだ。

 

 

会社が経営の危機に陥ったので、夫の会社はリストラを行うことになった。
その中で、窓際族の夫はリストラの筆頭候補になってしまった。
最初は抵抗したものの、会社は準備万端で退職勧告をしてきているのでリストラを受け入れるしかなかった。

 

 

夫は仕方なく、退職金を受け取って会社を去った。

 

 

リストラ直後、夫はハローワークに通うなどして再就職活動に専念していた。
意欲的に、リストラされた企業と同等規模・同知名度の会社に再就職を目指していた。
候補となる会社10社程度に、履歴書を送り、いくつかの会社には面接に行った。

 

 

だが、世間の中高年に対する風当たりは、思ったより厳しかった。

 

 

夫が応募するのは、どれも中堅規模以上の会社だった。
夫の様に誰でもできるような仕事をしていた人は即戦力にならない。
また、特別な技能や資格は持っていなかった。

 

 

結局、応募したすべての企業に不採用となった。

 

 

それでも、夫は企業のランクを下げて面接を受けようとしなかった。
現状を直視せず、『時期が悪いだけ』『面接官と相性が悪いだけだ』などと言い訳をするだけだった。

 

 

夫は、決して中小企業や零細企業には見向きもしなかった。
リストラされても、プライドは中堅企業のままだった。

 

 

それでも、半年間ほどハローワークに通い続けた。
たまに出てくる中堅以上の企業に応募したりしていた。
だが、再就職先は決まらなかった。

 

 

次第に、ハローワークからも足が遠のき、家でゴロゴロするようになった。
リストラされただけでなく、再就職も決まらずに投げやりになっていた。

 

 

夫が退職した直後は、私は何も言わなかった。
今まで頑張って私たちを支えてくれていたのだから。
次の仕事が見つかるまで、私のパートの仕事で支えようと思っていた。

 

 

だが、再就職がうまくいかずに家でゴロゴロするようになって、夫を見る目が変わってきた。

 

女性モデル08_困る4-1

 

この頃、私は毎日が不安で仕方なかった。

 

 

私が昨年から始めたパートの給料は、月に10万円強しかない。
家族4人の生活費を考えると、とても足りない。

 

 

夫のリストラで退職金が入ったとは言え、今は貯金を切り崩して生活している。
それに、住宅ローンもあと10年程度残っている。
このまま無職なら近いうちに無一文になってしまう。

 

 

さらに、今後は2人の子どもが高校や大学に行くとお金がかかる。
もし、私たちのどちらか病気になると、お金が必要になるような事態も起こるかもしれない。
そう考えたら、今のように貯金が減っていく生活は耐えられない。

 

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だが、夫は相変わらず家でゴロゴロしている。
朝から晩までずっと、テレビを観てばかりだ。

 

 

妻の私から見て、夫は以前は真面目で家族想いだった。
だが今は、夫が無職であることは気が気でなかった。

 

 

さらに、女性は男性よりも世間体を気にする。

 

 

夫は、自分がリストラされてしまったから家にいても仕方ないと思っていた。
だが、昼間からずっと家にいたり近所をブラブラしている夫の姿が近所で噂になっていた。

 

 

近所の人に会うたびに心配されている。
私は、毎回「大変ですね」「生活大丈夫?」と言われる様になった。
そのたびに、私はやるせない気持ちになってしまった。

 

 

いつしか、家では口論が絶えなくなった。
私は夫の行動すべてが目に触るようになり、事あるごとに小言を言うようになった。
その度に、夫は私に言い返す。
そうやって、毎日何度も言い争うようになった。

 

 

子どもたちは、両方とも10歳を超えているので、夫婦の口論は理解していた。
だが、それを聞いた子供たちは黙っているだけだかった。

 

 

私の不安と不満は、段々大きくなってきていた。

 

 

このまま貯金を取り崩す生活では、いつかは生活に行き詰まる。
そうなると、子どもたちを高校や大学に通わせることができない。

 

 

それ以前に塾に行かせることすらままならない状況だ。
塾に通わなければ、良い高校や良い大学にはまず合格できない。

 

 

私は、何度も夫に訴えた。
家計がピンチなのを何度も伝えた。
どこでも良いから働いて欲しいと訴えた。
給料が下がっても良いから、再就職してほしいと伝えた。

 

 

だが、夫の返事は相変わらずだ。
プライドが邪魔をして、中小企業には履歴書すら送ろうとしない。
ほぼ毎日、家でテレビを見てゴロゴロしてるだけだ。

 

 

私の気持ちは、生活への不安が限界を迎え、諦めへと変わっていった。
その不満は、もう引き返せないくらい膨らんでいた。

 

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事件が起きたのは、ある日の夕食後だった。
夫は、私がビールを買ってきていないという理由で私を強く叱責した。

 

 


「おい、なんでビールが無いんだ?今すぐ買ってこい」

 

 

夫にとっては、夕食後にビールを飲みながらテレビでの野球観戦が楽しみだ。
だが、不満が溜まっていた私はその言葉で何かが吹っ切れた。
そして、一人静かに決断した。

 

 

この人は、今の家庭の状況を理解していない。
このままだと、貯金はあと半年も持たない。

 

 

今の我が家には、ビール買う余裕なんてウチにはとても無い。
それどころか、夫の生活費や食費に一番出費がかかっている。

 

 

何度言っても働こうとしてくれない。
一緒に家庭を支えようとしてくれない。

 

 

この人とは、もう無理だ。
この結婚生活に未来は無い。

 

 

もう、離婚しか無い。

 

 

私はこの時、
夫との結婚生活を諦めた。

 

 

今の財産の半分をいただいて、きっぱり別れよう。
私がしっかり働いて、子どもたちを大きく育てて行こう。

 

 

だが、私には不安がある。

 

 

夫は浮気や不倫をしたわけではない。
また、暴力などをしたわけでもない。
明らかな離婚原因が無い。

 

 

そのため、夫が離婚を拒否したら離婚は認められないのではないか。

 

 

私の離婚への決意は固い。
だが、夫と離婚したいが、離婚できないかもしれない。

 

 

私は、どうしたらいいのでしょう!?

女性モデル08_困る10-1

本気で離婚したい人用
 

絶対に離婚したくない人用
 

※サイト内リンク

≪離婚相談の内容≫
無職で働かない夫とは離婚できる可能性有り!

背景の要約

相談者妻Bさんの夫A氏は、新卒で入社した会社をリストラされた。
リストラ後は再就職を目指すも、いつしか家でゴロゴロを繰り返すようになった。
家計が苦しくなる中、妻は夫との離婚を決意した。

<<戻って相談の背景を見る

 

 

相談内容は、『働かない夫と離婚できるか?』ということですが、旦那さまは今も就
職活動はストップしたままですか?


 

 

 

 

 

はい。
ここ1年くらいは、就職活動たしいことは何もせずに家でゴロゴロしています。

 

今日も家でテレビを見てビールを飲んでと、最低の生活を送っています。


 

 

旦那さまは、家庭生活をしていくための協力は全くしていないということですね。

 

実は、不況時にはこの種の相談は非常に多いです。『リストラされた夫が再就職せずに家で無職のままでいて奥さまが愛想を尽かす』、というパターンです。


 

 

 

 

 

サラリーマンは、誰しもリストラの可能性があるのは理解していました。夫が出世コースから外れた頃から、リストラや早期退職は覚悟はしていました。

 

ただ、夫が、再就職先としてリストラされた会社と同じくらいの規模・知名度への会社にこだわっているのが理解できません。40歳以上で会社を辞めると、特別な技能や才能が無ければ、同規模の会社への再就職が難しいなど当たり前です。そんなこと、私でも分かります。


 

 

リストラされた人は、みな口をそろえて『同規模の会社への再就職など簡単だろう』と思っていますね。また『俺だけは大丈夫だろう』と根拠のない自信を持っています。

 

しかし、ある程度就職活動すると、『何通履歴書を送っても面接さえ受けることができない』と現実が見えてきます。

 

特に、ある程度の規模の会社に勤めていた人の多くは、現実に直面しても、なかなか企業の規模・知名度・給与などの希望を下げようとせずに、無職の期間が長引く傾向があると思います。

 

 

一方で、企業としてもどうせ雇うなら、よほどの事が無い限り若手を雇うことを優先します。若い人の方が、この先ずっと働けて、素直で言うことを聞いて、下手なベテランよりパソコンを使いこなしていて、何よりベテランの半分の人件費で済む。


 

 

 

 

 

もう、夫にはそんな変なプライドなど捨てて、早く就職して家庭のために生活費を稼いできて欲しいです。何度も『会社の規模に拘らずに、とりあえず再就職して欲しい』と言いましたが、一切聞く耳を持ちませんでした。

 

家計を管理している私は、日々貯金が減っていって、ため息ばかり出てしまいます。
私もパートの仕事をしていますが、私の稼ぎだけでは完全に赤字です。


 

 

なるほど。
Bさんは、家庭のために相当の努力をされていたのですね。


 

 

 

 

 

はい!
けど、もうムリです。
家でダラダラしているだけなのに『ビール買ってこい』と言われて、離婚を決意しました。

 

ただ、不安なことがあります。
私、夫と離婚できるでしょうか?
『夫が働かない』という理由で離婚できるんでしょうか?


 

 

協議や調停であれば、お互いが合意さえできれば離婚できます。
しかし、もし旦那さまが離婚を拒否した場合、最終的には裁判で離婚成立を認めてもらわなければなりません。

 

夫婦には、協力して生活する義務があります。旦那さんが働かずに家でゴロゴロしている場合、夫婦として協力し合っているとは言えない状況です。

 

結論から言いますと、旦那さまとの離婚が認められる可能性はあります。
似た状況での過去の判例を紹介します。


判例の紹介

判例@

東京高等裁判所

昭和54年3月27日判決

判例タイムズ384号155頁

夫はマージャンなどで生計を立てることもあったが、薬剤師である妻へ依存した生活を送っていた。
夫は、労働できない理由はなかったが、妻の再三の要請を無視して怠惰な生活を続けていた。

 

そんな夫に対して妻は不信感が募り、離婚を請求した。

 

夫は妻との離婚に反対していたが、裁判所は『夫が働かずに怠惰な生活を送ることは、婚姻関係を継続し難い重大な事由に当たる』として離婚を認めた。

 

判例A

東京高等裁判所

昭和59年5月30日判決

判例タイムズ532号249頁

夫は、いくつかの会社を転々としたり、会社を設立したものの業績低迷で安易に借金を重ねて妻や妻の父に頼ろうとした。特に、妻の父が保証人となっていたために保有する土地を売却せざるを得なくなった際に、夫が売却にあたって妻の父の納税を免れたことを恩着せがましくしたこともあった。

 

夫はそのような著しくけじめを欠く生活態度に終始し、潰瘍性大腸炎のために心身ともに打撃を受けていた妻に対する思いやりも欠いていた。

 

東京高裁は、
『夫婦関係破綻の責任は夫にあるとして、婚姻の継続し難い重大な事由に該当する』
として、妻からの離婚請求を認めた。

 
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今後について

 

ちなみに、現在の旦那さんに対しては正直どういう気持ちですか?

 

顔も見たくないほど嫌いですか?
それとも、再就職するなら離婚は思い留まれそうですか?


 

 

 

 

 

再就職するなら、離婚はしないと思います。
家計が大変なのに、働かずに家でゴロゴロしているのが許せないのです。


 

 

なるほど。
その答えを聞いて、確信しました。

 

Bさんは、旦那さまとの離婚を決意する前に、まだまだすることがあります。
旦那さまを働かせることに全力を注ぐのです。


 

 

え!?
もうこれまで散々言ってきましたが。
2,3日に一度は家で『働け〜!』と言ってきたのですが…。


 

 

男性は、言われなければ気づきませんし、言われてもなかなか動こうとしない生き物です。
特に、妻から『働け〜!』と言われたら、心の中では『働いてたまるか〜』と思っているかもしれません。

 

でも、できることは他にまだまだあります。


 

 

他にできる事?
いったい何があるのですか?


 

 

旦那さまが再就職しようとしない本音部分をじっくり聞き出さなければなりません。旦那さんにとって、どうして会社の規模が重要なのか、他に悩みなどが無いかを全て聞き出すのです。

 

そして、こういう心の本音は、敢えて妻以外の人が相談相手になったほうがいいでしょう。
旦那さまも男としてのプライドがあるので、Bさんに言いたくないこともあるでしょうから。

 

そのためには、夫婦そろってカウンセリングを受けてみてはどうでしょうか?
もしくは、本音を話せる友人を交えてと話し合ってみても良いでしょう。
今まで聞いたことの無い旦那さまの悩みを聞けるかもしれません。


 

 

 

 

 

なるほど…。

 

確かに、夫は昔から頑固でプライドの高い人でした。
妻である私には言いにくいことがあるのかもしれません。


 

 

それに、今旦那さまと離婚すると、後々苦労すると思います。

 

今お子さまも10歳前後で、これからたくさんの生活費がかかりますよね。
シングルマザーで子育てするよりも、旦那さまと協力して生活していく方が、Bさんやお子さまにとってもメリットが大きいと思います。


 

 

 

 

 

離婚した場合のお金の心配はありました。
お金の問題があるから、なかなか離婚を考えられなかったのです。
私一人で2人の子どもを育てるのは大変でしょうから。


 

 

Bさんが、『旦那さんの顔と見るだけで嫌い』と答えたなら、離婚に向けて相談に乗っていたでしょう。

 

しかし、『再就職するなら離婚はしない』とおっしゃられている段階では、今は問題解消に全力を注ぐべきだと思います。特に、男性を動かすコツは、先ほどお伝えしたとおり第三者を交える事です。


 

 

 

 

 

なるほど。
とても参考になりました。

 

私一人ガミガミ言うだけでなく、第三者を交えたりして夫を説得してみます。


 

 

頑張って下さい!
応援しています!


 

まとめ

働かずに怠惰な夫とは離婚できる可能性がある!

 

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本気で離婚したい人用
 

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