第1話
激しい口喧嘩の末、妻は子どもを連れて家出した!

離婚相談番外編画像_離婚調停物語_1

20XX年某日(金曜日)

 

私の名はヤマト。
東京都在住のサラリーマン
不動産関係の会社に勤めている。

 

妻とは4年前に入籍し、
平凡な毎日ながらも幸せに過ごしていた。

 

昨年には長女が生まれ、
もうすぐ1歳の誕生日だった。

 

 

ある週末の夜のこと。

 

 

仕事から帰ってくると、
寝室にいる妻からラインのメッセージが来た。

 

 

妻からのラインのメッセージ
「24時の帰宅、
相当残業代がもらえますね。
私へのプレゼントありがとうございます。」

 

 

またか…。

 

 

最近は仕事が忙しく、
夜遅くに帰る日が続いていた。

 

 

妻は最近、キツい言葉をぶつけてくる。
私が元気を振り絞って笑顔を見せても、決して笑顔を見せてくれない。
少しでも音を立てると、鬼の形相で叱りつけてくる。

 

 

最近、毎日これだ。

 

 

幼い娘の世話で疲れているとはいえ、毎日私に当たらなくていいではないか。
先週末、我慢できなくなり、『もっと優しくして欲しい』とお願いした。

 

 

妻はその時これからは優しくすると言った。
しかし、妻のキツい言葉は止む気配がない。

 

 

正直疲れた。
家に帰ってくるのが辛い

 

 

そんな日が続いていたので、
この日はつい言い返してしまった。

 

 

 

なぜ、お帰りの言葉もなく、
毎日そうキツく言うんだ!?


 

今日こそなんとかしなければと思った。

 

 

それから言い合いになった。
私が風呂から上がっても、また言い合いになった。
一旦喧嘩が始まると、私も妻もお互いかなり強く言ってしまう。

 

 

妻が寝室に入ってからも、ドアを挟んで言い合いを続けた。
15分くらいだろうか。
息が切れるくらい言った。
妻も息切れしているのが分かった。

 

 

その後、私はリビングに戻った。
少し言いすぎたのかもしれない。
もう夜中の2時を超えていた。

 

 

リビングでゆっくりしていると、
突然インターフォンが鳴った。

 

 

こんな時間に誰だろう?

 

 

インターフォンのモニター画面を見ると、びっくりしてしまった。
なんと、3人の警察官が映っているのだ。

 

 

え!
なぜ!?

 

 

一瞬、状況が理解できなかった。
誰が呼んだのか!?妻か!?
暴力監禁などはしていない。
言い合いをしただけだ。

 

 

警察官が来たことで私は動揺してしまった。
普段の生活で警察官に関わることなんて全くない。

 

 

何も悪いことはしていない。
堂々としていれば良いはずだ。

 

 

 

落ち着け。落ち着くんだ。
冷静に。冷静に。

 

 

警察官が何度もインターフォンを鳴らすので、仕方なくドアを開けた。
警察官が一斉に玄関の中まで入ってきた。

 

 

私は、すかさず言った。

 

 

 

玄関からは出てください。
逮捕状がなければ、あなた方でも住居不法侵入になりますよ!


 

後ずさりする警察官。
警察官とはいえ、やはり公務員。
決められたルールは守るようだ。

 

 

 

妻が呼んだかもしれませんが、
この通り何事もありません。

 

どうぞ、お帰りください。


 

そう言って玄関のドアを閉めて鍵もかけた。
リビングに戻ってソファーに座ると、大きなため息が出た。

 

 

10分くらい過ぎただろうか。
玄関から妻の声が聞こえた。

 

 

入ってきてください!


 

妻が玄関のドアを開けたのだ。
リビングまで警察官が入ってきた。
私は警察官3人と対峙した。

 

 

私は妻に向かって言った。

 

 

 

 

 

 

なぁ、妻よ。
なぜ警察を呼んだんだ?

 

言い合いをしただけだろう?
暴力とかはしてないだろう?
何か逮捕されるようなことをしたか?


 

 

ヤマトが逮捕されることは無いから…。


 

警察官に見守られながら荷造りを始める妻。
どこかへ行くつもりなのか!?
妻に近づこうとすると、警察官に阻止される。

 

 

どうすれば妻は冷静になってくれる!?
いったいどうすればい!?

 

考えろ。考えるんだ。
冷静に。冷静に。

 

 

そうだ!
この状況を妻の両親に伝えて、妻の両親から妻を説得してもらおう。
私は、妻の父親に電話した。

 

 

夜中だが義父は電話に出た。
私は、事情を説明した。
警察官が来ていることを伝えた。

 

 

そして、『妻を落ち着かせて欲しい』と言った。
しかし、義父の返事は想定外のものだった。

 

 

 

警察官が来たのは知っている。
なぜなら、私の妻が呼んだのだから。


 

え!?
お義母さんが警察を呼んだって!?

 

 

頭が真っ白になった。
静かに電話を切るしかなかった…。

 

 

警察官の一人が話かけてきた。
言い合いになった経緯を聞きたいらしい。
台所の椅子に座って事情を説明した。
私を落ち着かせるためなのか、警察官は非常に柔らかい話し方だ。

 

 

その間に妻は荷物をまとめて、
娘をベビーカーに乗せて家を出ていった。
私は、妻の後姿を見ているしかなかった。

 

 

警察官は詳しく事情を聞きたいと言う。
私もきちんと事情を説明したいと思った。
警察車両に乗り、管轄の警察署に行った。
妻はすでに警察署に着いているらしい。

 

 

警察署に着くと、刑事に事情を聞かれた。
30分ほどかけて経緯を説明。
最後に、妻との関係を今後どうしたいか尋ねられた。

 

 

妻との関係をどうしたいかだと!?
答えは一つに決まっている。
謝って仲直りするだけだ。

 

 

ひと通り私から事情を聞くと、刑事は妻からも事情を聞くと言って席を立った。

 

 

 

 

1時間経過…。

 

 

 

 

2時間経過…。

 

 

 

 

長い。
長すぎる。
妻はいったい何を話しているんだ。

 

 

3時間くらい経っただろうか。
刑事が戻ってきた。

 

 

刑事から、妻の発言内容と刑事の感想を聞く。
今夜の経緯に関してはお互いの説明はほぼ一致している様だ。

 

 

しかし、決定的に違う部分があるらしい。
今後の夫婦関係のことだ。

 

 

妻は、『もうヤマトとは一緒に生活はできない』と言っているそうだ。
私は、妻は感情的になって言っているだけだろうと思い聞き流した。

 

 

警察署を出ると、既に明るくなっていた。

 

 

家に帰ると誰もいなかった。
妻の名を呼んだが返事がない。
寝室もリビングも、もぬけの殻。

 

 

妻はそのうち帰ってくるだろうと思い、
布団に入って泥のように眠った。

 

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